やじまるのブブール・インジン作りに挑戦!

ブブール・インジンとは、ブラックライス・プディング。
黒米のおかゆに、ココナッツミルクをかけたもの。
日本のぜんざいやお汁粉といった感じの、インドネシアのおやつです。

稲作文化のバリ島では、
現在も黒米はふつうに作られているので庶民のおやつで
作り方も簡単ですが、
日本で作るには黒米はちょっと高価。
グラメラ(ヤシ砂糖)がどこのスーパーでも手に入れられるものではないこと。
黒米を一晩水につけるので
食べたいときにすぐ食べられない...という難点はありますが、
現地で一度食べた人なら
そのくらいの努力は惜しまずに作りたくなる一品ではないでしょうか。

やじまる家が最初に出会ったブブールインジンは、
クタのポピーズレストランの
さらっとしたココナッツミルク多めのタイプ。
その後、いろいろなタイプを知り、
各家庭ごとの異なることを知りました。
とは言っても、基本はもっちりとした甘めの黒米に、
ほんのり塩気の聞いたココナツミルクとのマリアージュが基本。

黒米ともち米の割合、ゆで加減、甘さ、ココナッツミルクの濃さ、塩加減...
バナナやバニラアイスをトッピングするなど、
好みに調整して楽しんでください。

 

●ブブール・インジンの作り方●

1
材料
(4人分)
クタンヒタム(黒米).....................................................1/2カップ
クタンプティ(もち米).................................................1/2カップ
グラメラ(ヤシ砂糖).......................................................40〜45g
ココナッツミルク................................................................. 1カップ
ガラム(塩)....................................................... 米用・小さじ1/2
          ...................... ココナッツミルク用・適量




ほとんどの食材はアジア食材店で手に入ります。
黒米が手に入らない場合は、ゆであずきを使った
なんちゃってブラックライスプディングをお試しください。

 

2
黒米ともち米を水に一晩つける

黒米ともち米の割合はお好みで。
黒米100%〜50%の間で試してみてください。


 

3
お米をゆでる

十分に水を含んだ黒米ともち米を、とろみが出るまでゆでます。
まずはお米の分量の約5杯の水でゆで、とろみがでるまえにすいぶんがなくなりそうになったら
随時加えてください。


 

4
グラメラを入れる

とろみがでたくらいまでお米が茹だったら、


砂糖を細かく砕いて鍋に入れます。
このとき、まだ十分に水分がある状態で大丈夫。

 

5
ココナッツミルクに塩を入れてを沸騰させる
ココナッツミルクの量は好みに応じて。
この時、よくふって缶の底ややパックの内側に付着した固形部分も
しっかり取り出すことが肝心。

沸騰したら火を止めます。

塩は適量としましたが、
黒米の甘さとココナッツミルクの塩見が味のポイントとなりますから、
意外と重要なんですが、黒米の甘さを引き立つ程度にしたいので、
塩味をほんのり感じる程度。
少なめのひとつまみといった感じでしょうか。
ご自身で味見をして調整してください。

 

6
水分が飛んで、ちょうどよい固さになるまでかき混ぜる

砂糖を入れた後は、水分が急激に減少しますから、
焦げ付かないように故ベラで黒米をかき混ぜ続けます。

鍋底が一瞬止まって見えるくらいまでとろみが出たら完成です。



7
ゆでた黒米にココナッツミルクをかけて完成

好みの量のココナッツミルクをかけていただきます。
温かいうちに食べても、さめてもおいしいですし、
夏は冷やして食べてもOK!

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