おうちDEエステ

バリで体験したあの快感を、日本に帰って体感したい。
化粧品やテクニック、街で見つけたエステグッズを持って帰りましょう。
お友達へのおみやげにも喜ばれること請け合いです。 


●おうちDEエステ・化粧品篇

それじゃあ、バリで買えるエステ・コスメをいくつかご紹介します。
まず、有名なのがブランドがサリアユとムスティカ・ラトゥという2大ブランド。
これ、インドネシアの資生堂とカネボウって感じの国民的ブランドで、
どちらも王家秘伝の製法でジャムウの配合しているそうです。
他にもバリハルム、アップルウッドなどの人気ショップのオリジナル・コスメがあります。

 

化粧品は持ち込める量が決まっているので注意が必要よ。関税局発行の通関案内によると、化粧品は個人で使用するもので同一品目24個以内と規定されているみたい。よくわからない時は、ちゃんと税関で申告するのよ。で、せっかく買った化粧品、よく見たら説明書きがインドネシア語で読めない!なんて良くある話。でも、もう大丈夫よ。参考にしてちょーだいな。


MUSTIKA RATU 
〜王族に伝わる秘伝のジャムウと美容法がつくり出したトラディショナル・コスメ。

■魔法の水と呼ばれる、バラの化粧水。■

まず、どーしても買って帰りたいのがムスティカ・ラトゥのホワイトローズ・ウォーター。バラの抽出液が入っているという触れ込みだけあって、使った感触はしっとり、そして後ですべすべ。ふつうに保湿化粧水としてフェイスに、ボディに使ってもいいし、ジャムウと混ぜる時に使ってもいい。とにかく気むずかしい私の肌にも今のところ馴染んでるわ。しかも安いのが魅力。化粧水は、やっぱりじゃぶじゃぶと使えないとね。だからって、水物は重いので何本も持って帰れないのがつらいところ。でもね、美しさを手に入れるため。持てるだけ持って帰りましょうよ。

MUSTIKA RATU AIR SARI MAWAR PUTIH........190ml.......約200円

■日焼けによるシミの予防とケアに、ベンコアンパック■

ベンコアンという植物を使用したパウダー。ごめんなさい、ベンコアンというものは何だかわからないけれど、そういう名前の根っこが成分で、シミの予防や日焼け後のケアに、インドネシアでは昔から使われていたみたいよ。肌の汚れもクリアにして、透明感を与えてくれるらしいわ。つまり美白化粧品ね。ホワイトローズ・ウォーターか水で溶いて顔に塗るのよ。ふつうのパックの要領で、乾いたら完了よ。

MASKER BENGKOANG........25g(2回分)

■お肌に衰えを感じたら、にんじんパック■

こちらは老化。エイジングのための元気の出るマスクね。肌の衰えが気になる人用。バリではにんじんを使った化粧品が結構あるみたい。にんじんの何の成分が効いているのかはわからないけれど、定期的に使っていくうちに見違えるほど弾力がでるわね。これもホワイトローズ・ウォーターか水で溶いて顔に塗るのよ。乾いたら洗い流して。

MASKER WARTEL........25g(2回分)


SARIAYU 
〜バリの有名サロンの多くがトリートメントに使う信頼のコスメ・ブランド。

■素肌力をUPする、ブラックマスク■

バリのフェイシャルエステでおなじみのマスクパック。肌を密閉して水分の蒸発をおさえ、皮フ温度を高めながら毛穴を開き、奥の汚れまですっきり取り除くという方法。うるおいと弾力が戻ったみたいで、確実に若返ったという気分にしてくれるわね。この1袋に対して約20ccの水を加えて、なめらかになるまで良〜くかき混ぜる。目のまわりを除く顔全体と鎖骨までの首全体に均等にのばすのがコツみたい。20分ほどそのままにしておいて、ぬるま湯で洗い流す。後は、化粧水で整えておきましょう。

SARIAYU MASKER HITAM........7g.......約40円

■輝くハリのある素肌に磨き上げるボディ・ピーリング■

皮フの表面に残った古い角質や老廃物を取り除くと新陳代謝が良くなって、ぴちぴちのお肌になる...って、雑誌の記事には良く出てくるけどねぇ。それは若い時だけ。でもね、ぴちぴちまではならないとしても、つやつやのお肌くらいにはなるんじゃない?なるはずよ。なりたいもの。だから、このピーリング用のパウダーでお手入れ。キャップ5〜6杯のホワイトローズ・ウォーターか、大さじ3杯くらいの水に溶かして、ペースト状にします。私が行ったサロンではヨーグルトでクリーム状にしていたみたいよ。見た目も臭いもカレーパウダーって感じのこのパウダー。ヨーグルト混ぜても、こんなカレー食べたことあるわよ、って感じ。お風呂でよ〜く温まった後、ボディ全体をマッサージしながら塗っていくようにします。あまり力を入れたり、続けてやると、皮フが傷つくから気を付けて。やさしく、やさしくがコツよ。

SARIAYU LULUR MALIH WARNI........10g.......約40円

■バストにうるおいとハリを与えるブレスト・ケア■

バリ人のナイスボディは、ジャムウのおかげ?...それはどうだかわからないけれど、飲むだけですてきなバストが手に入るらしい飲むジャムウは確かにあちこちで売られていた!本当かなぁ?でも、透明感のなくなったペットボトル入りのジャムウを売りにくるやつは私にはどーしても飲めなかった。マッサージくらいはガンバッテみようかしら。お風呂上がりに少量のハーブオイルで毎日マッサージするといいらしいわ。で、週に1回のペースでこのマスクを使ってうるおいとハリを与えるって寸法ね。この1袋にHijau(ヒジョウ=緑)とPutih(プティ=白)のパウダーが入っていて、それぞれをティースプーン2杯分くらいのホワイトローズ・ウォーターか、なければ水でペースト状にして使う。最初に使うのがHijau。乳首を避けてバスト全体にのばして5分。表面が少し乾いてきたらその上に同じ要領でPutihを塗ります。そして5分ほどしたら洗い流す、という使い方です。

SARIAYU MASKER PAYUDARA........6g×2.......約55円

■古い角質をやさしく落とすフェイシャル・スクラブ■

こちらはフェイス用のピーリング・パウダー。つまり毛穴の汚れや古い角質をやさしく落とすためのものね。濡れた状態、たとえばバスタイムに使うといいかもね。スクラブ系の化粧品はニキビや吹き出物が出ているときは使っちゃダメ。それから週1回以上は絶対使わないように。これ常識よ。上手くいけば、透明感のある肌が手に入れられるかもね。

SARIAYU MANGIRMALIH SALIRA.......10g.......約40円

■素肌をリラックスさせる、ジャムウスチーム■

ボウルに1袋を入れて、熱いお湯を注ぐ。できればホワイトローズ・ウォーターも2〜3滴。ティーリーフやサンダルウッド、ジャスミン、ローズ、キンマの葉など、ジャムウ成分たっぷりの湯気を顔に浴びるだけで、心までもリラックス。天然ジャムウが入ったこの袋の中身を見ると、ジャムウがインドネシアン・ハーブのことなんだと改めて実感。私はお風呂で楽しんだりもしちゃいます。見かけはなんだかカップ麺の乾燥ネギみたいだけれど、バリでエステを経験したことのある人なら、あのフラワーバスのイメージが膨らんでくるんでしょうね、きっと。

SARIAYU REMPAH UAP........15g.......約100円

※価格は現地で実際に購入した時の価格です。店によって価格は多少異なりました。


インドネシアン・コスメの2大ブランド
サリアユ vs ムスティカ・ラトゥ

サリアユやムスティカ・ラトゥと言えば、一流ホテルやサロンでもおなじみのコスメ。日本で言えば資生堂とカネボウというくらい、インドネシアではごく一般的な国民ブランド。マタハリなどのスーパー他、街の生活雑貨屋にも置いてあるほどです。クタの雑貨店のショーケースで埃をかぶったサリアユを見かけました。ちょっと怖かったので値段は聞きませんでしたけど、きっと本当はもっと安いのかも知れません。

日本では少しサリアユの方が知られているようですが、サリアユがつねに先進性を取り入れるコスメであるのに対し、ムスティカ・ラトゥは伝統を貫くコスメというまったく正反対のポリシー。しかし、その化粧品のデザインは良く似てて、一見したところ違いは不明瞭。しかも、サリアユのエステパウダーをムスティカラトゥのホワイトローズ・ウォーターに混ぜて使うなんていう方法があちらでは一般的らしい。

ムスティカラトゥは、インドネシア語で「女王の冠」という意味。その名にふさわしく、経営者は17世紀から続くジャワ王朝のプリンセス。彼女は子供の頃から美に関するジャムウの帝王学を授けられ、その王族だけに伝わる「秘伝の処方」をレシピに仕上げ、誰もが使える化粧品をつくり上げたそうです。多くの女性に支持されたその化粧品こそがムスティカラトゥ。現在のアジアンビューティの火付け役とも言える代表的なコスメです。

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